今回はTwitterで募集して一番読みたい声が多かった“私が炊飯器を捨てた話”について書きたいと思います。
突然ですが、みなさん!
炊飯器はキッチンにあるもの!という固定概念はありませんか。
ほとんどの人が炊飯器は家にあるのが普通だと思っています。
炊飯器の保有率は97.2%
出典:象印マホービン株式会社 首都圏、並びに近畿圏在住の20~60代の既婚男女1,120名を対象に、主なキッチン家電の購入に関する調査
私も小さい頃から一日中保温された炊飯器でご飯を食べてきて特に疑問を抱きませんでした。
ですが自分で料理をするようになって炊飯器に対しては並々ならぬ思いを抱いてきました。
美味しさばかり向上して
使うのが楽にならない!
炊飯器って手入れ面倒じゃないですか?
この記事はこんな人におすすめ
- 炊飯器をやめたいと思う人
- 炊飯器以外の選択肢のメリット・デメリットを知りたい人
私は新居に引っ越した際に炊飯器を捨てました。実際捨ててみると、なんで炊飯器があることが当たり前だったんだろうと疑問に思うほど快適です。
ゆるミニマリストの私としては「自分にとって価値があるかどうか」で判断したら「炊飯器は手入れの手間の割にコスパが悪い」という結論で捨てるに至りました。
みなさんも私と一緒に炊飯器について固定概念を捨てて必要か考え直しましょう。
炊飯器のデメリット6選
保温機能は電気代がかかる
炊飯器の一番のメリットは保温機能があることです。
これは鍋で炊いた場合はありません。
スイッチを入れた状態にしていれば一定の温度に保たれます。
ですが、熱は電気代を一番使います。
ジャー炊飯器の消費電力
(IH5.5合以上8合未満)
炊飯時162.2Wh/回
保温時16.47Wh/h
経済産業省 資源エネルギー庁の2022年5月1日省エネ性能カタログによる
仮に朝炊飯して夜ご飯まで保温すると仮定して計算してみます。
5h+7h=12h保温することになります。
12h×16.47Wh/h=197.64Wh
炊飯時より電力を消費する計算になります。
資源エネルギー庁の試算によるとこのようになります。
電気代がかかるのは知っていた!
だから保温はすぐ切って冷凍!
炊飯器を使っていた時も保温はすぐ切って冷凍していました。
そして気づきました、炊飯器じゃなくていいんじゃないか?
この気づきが炊飯器を捨てた一番の要因です。
ゴムパッキンが汚れやすい
この掃除が一番嫌い!
炊飯器は釜だけ洗えばいいわけではありません。
メーカーは内蓋も毎回洗うように言っています。
これがとにかくめんどくさい!
特に内蓋はゴムパッキンがついてるので、どうしても継ぎ目が汚れたり劣化しやすいです。
また、ご飯をよそうのに意外とこぼしたりします。本体の方にこぼれたり、気づかず蓋を閉めてつぶれたり、すごくめんどくさいなってずっと思っていました。
本体自体も電化製品なので静電気で埃をよびます。
ちょっと手入れを怠ると
すぐ汚くなる!
食洗機に全部入れられない
釜も内蓋も食洗機に入れることはできません。
私入れていましたが(オイ!)場所を取るし塗装が剥げて質が落ちます。
内蓋はゴムパッキンがあるので完全に洗えない上に劣化が早いです。
子供が増えてからはご飯を炊く回数が増えてとてもめんどくさかったです。
いちいち手洗い
したくない!
多機能で使いこなせない
炊飯器の利点にパンが焼ける、カレーが作れるといった多機能性があります。
ですが、料理がそもそも得意でないと使う気が起きません。
共働きで忙しい中、わざわざメニューを調べて作ってみる気にはなりませんでした。
においがつく
仮に多機能性を使ったとしても、白米以外のものを作るとにおいがつきます。
しっかり洗ってもにおいが残ることが多いです。
酢飯や炊き込みご飯でさえにおいが残って次炊いた時に白米ににおいがつきます。
こちらはフォロワーのおもちさんのエピソードです。②をご覧ください。
炊き込みご飯を作る手間に加えて、3日もにおいのついたご飯を食べなければならないのは
本当に炊飯器のデメリットだと思います。
レシピを調べるのも手間!
丁寧に洗ってもにおい残り
ぶっちゃけめんどい!
共働きで朝夕ドタバタの中、白米以外を炊くということはほとんどありませんでした。
スペースが必要
炊飯器はスペースがいります。
幅30cm×奥行き35cm×高さ22cm(5.5合炊きの一般的なサイズ)
このスペースには常に炊飯器が居座ることになります。
新居のカップボード収納を考える人はわかると思いますが、調理家電って意外と多いんですよね。
さらに重要なのは、炊飯器は上から使うということです。
ゆるミニマリストの私には、これだけ高さを考慮してスペースを作って炊飯器を置いても、それは白飯を炊くだけの場所だったら無駄だと思いました。
白飯を炊くためだけの炊飯器
スペース無駄じゃない?
炊飯器以外の選択肢
土鍋
土鍋で炊いたご飯は美味しそうですよね。
最近ではIH対応の土鍋も出てきていますが、まだまだ種類が少ないです。
さらに食洗機対応ともなるとなかなかない!
IH・食洗機対応の土鍋
ぜんぜんない!
新居はどうしてもIHがよかったので、いい土鍋を見つけられず断念しました。
鋳物
鋳物って聞くとなにそれ?って人もいるかもしれませんが、簡単にいうと無水調理ができる鍋です。
こちらはデザインも置くだけでインテリアになるような鍋ばかりでとてもかわいいです。
私はSTAUBを選びました。どうして選んだかというと、結婚のお祝いで貰ったからです!
貰い物のSTAUBですが、料理にやる気のない私は長らく使わず眠らせていました。
無水調理か、、、
できる気がしない!
しかし新居のカップボードを考えている時に試しに炊飯してみたら、おいしい!
それ以来ずっとSTAUBを愛用しています。
炊飯器以外のメリット
丸洗いできる
もうとにかくこれに限る!!!
食洗機に入れてスイッチポンであら綺麗!炊飯器ではこれはできません。
食洗機ならお湯で丸洗いなのでにおいが残る心配はまずありません。
スペースがあく
もちろん鍋自体をしまうスペース入ります。
ですが、鍋だと他の調理にも気軽に使うことができます。
炊飯器の調理機能は
におい残りとか面倒だけど
鍋の無水調理は簡単!
これも決め手の一つとなり、炊飯器を捨てることにしました。
電気代が浮く
前述した通り、炊飯器は電気代が高いです。
鍋にかえると節約効果があります。資源エネルギー庁もこのように述べています。
必要な時だけ使いましょう
長く保温しないようにしましょう。保温時間が長くなると電力の消費量が増え風味も悪化します。
食べる時間にあわせて炊き上がるようにタイマー予約を上手に使いましょう。
使わないときは、プラグをコンセントから抜きましょう。
資源エネルギー庁省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」炊飯器の項より引用
待機電力と保温電力を合わせるとかなりの節電効果です。
使ってない時コンセント抜くなんて面倒!
おこげができる
おこげおいしいですよね。
炊飯器にはない楽しみです。
慣れてくると火加減一つでおこげの加減も調節できます。
もうおこげにも見飽きたレベルです。
毎日おこげも可能!
炊飯器以外のデメリット
炊飯中の時間管理
これが一番ネックです。
炊飯器はスイッチひとつでできるし、できたのを教えてくれます。
鍋の場合は自分で火加減を調整します。
これは慣れるまで結構大変です。
失敗することも多いです。
慣れればなんてことはないし、ダメだったら水大量に入れてお粥にしてしまえばオールオッケーです!
離乳食期は全部よそってから
水を入れて沸騰
鍋に貼りついた分だけでお粥!
超便利!
コンロを1口使う
別のおかずを作りながら炊飯する場合はコンロを1口使ってしまうことがネックになる場合があります。
私はSTAUBのラウンドココット24cmを使っていますが、だいぶ大きいので隣の鍋は少しむこうにおいやられます。
保温ができない
ライフスタイルによっては保温できないことがネックになる場合いがあります。
共働きで家族のご飯は朝夕という人は冷凍してレンジでチンのがお得ですが、休みの日などちょっと保温しておきたいなって時も保温することはできません。
まとめ
炊飯器以外の選択肢はこちら
いかがでしたでしょうか。
“炊飯器はキッチンにあるもの”っていう固定概念は捨てられたでしょうか。
新居のレイアウトを考える中で無駄なものはないか、本当に価値があるものは何かを自分に問ういい機会になりました。
私は炊飯器を捨ててSTAUBにしましたが、まともなご飯が炊けるようになるまでも戦いの連続でした。詳細はこちらの記事をご覧ください。
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